今日もたくさんのお客様ご来店ありがとうございました。
今日も泊り込みで3泊4日。足の裏が熱い青木です。
さてTURBOの続きです。
インタークーラは部品待ち。やれるところをやっていきましょう。あっ因みに
仕事中にやっているわけではないですよー。
時刻を巻き戻してお伝えしています。
自分のはスロットルボディをJIMSの62mm(ノーマル46mm)にしているのでそのままでは取り付けできません。
合わせるためにリューターで削っていきます。この箇所はTURBOの過給のかかるところなので漏れがあってはなりません。
ガスケットのかかるところ等かなり気を使います。
ふう。取り付けが出来ました。んん?なんだか随分下に付いたな・・・
そうなんです。大口径スロットルボディの為ノーマルよりも下になっていました。
・・・ということはタービンからマフラーへ行くエキゾーストパイプがそのままでは付けられないことが発覚。
やるしかありません。ここからエキゾーストパイプ制作です。隙間確保して横から出してやります。
溶接機をフルに使い制作していきます。
こんな感じに。
上から。一度横に出して下へ下げ、さらに後方へ持っていきます。溶接へタッピです。突っ込まないでください。
黒く塗装して取り付け。
隙間。かなりギリギリ。
ここから先。マフラーを左右出しにする為分岐させ、左パイプはオイルパンの下へ通します。そしてオイルパンのボルトを使って固定しています。
ここまで約2日。グラインダー、金ノコ、ハンマー、溶接しっぱなし。両腕鉄粉刺さって赤いブツブツがいっぱい。痛い、カユイ。
エキゾースト回りはどうにか完了。
次にプライマリーばらします。「え?」と思われますがクラッチ側のシャフトの受けのベアリングを交換します。
というのも、この箇所。シャフトにスリーブを圧入して、そのスリーブにプライマリーのベアリングが付くわけなのですが、パワーが上がるとスリーブが熱により
動き、位置がずれてしまう恐れがあるのです。
ノーマルベアリングです。
これがJIMSのプライマリーベアリングアップグレードキットのベアリング。
厚みがあり、スリーブを使いません。
取り付けた感じ。確かに丈夫そうです。
次にクラッチ。BDLのロックアップクラッチです。遠心力でボールが出てきてクラッチスプリングをさらに押してクラッチ版を抑えつけてやろうというものです。
因みにVPクラッチはコレを応用したものでクラッチスプリングのテコ比を変えて操作を軽くして足りない分はロックアップの機構で補う。
主にロックアップクラッチはドラッグレースで使われています。
ブルーパンサーさんはここからヒントを得たわけですね。いや、すごい発想です。
本当はVPクラッチを付けたかったのですが、バランスマスターを付けているのでこのような組み合わせになりました。
黒い円盤がコンペンセータ側とクラッチ側に付いています。
この円周に水銀が入っておりまして、「アクティブバランサー」という理論の元開発されたみたいです。
難しそうです。
実際つけてみてエンジンの不快な振動がかなり抑えられます。ビックリです。
後日インタークーラーが届きました。難なく装着・・・とはいかず。(スロットルボディとタービンの位置関係が変わっている為。)
一度切断してシリコンホースでパイプの長さを変えて装着。
効果はわかりませんが、冷却ファン付けました。
次にやっとサンダーマックスのセッティングです。サンダーマックスには「ターボ・スーパーチャージャー」モードがあり、
セッティングが出来ます。
付属CD-RのセッティングMAPをパソコンでバイクに書き込みます。
いよいよ始動。IACオートをして試乗です。
乗った感じは。「オモシロイ。」ドッカンターボじゃありません。非常に乗りやすいです。
ブローオフがあるのでシフトチェンジの時やアクセルオフ時に「バシュッ」という音。
「あーTURBO付いてるんだー。」と実感。
確かに病みつきです。
今後は色々詰めていくか所がかなりあるので一つずつ
やっていこうと思っています。
長くなりましたがお付き合いありがとうございました。
スリーマイルズ様、SHAFT様。有難うございました。